羅生門(1950)
日本映画として初めてヴェネツィア国際映画祭金獅子賞とアカデミー賞名誉賞を受賞し、黒澤明や日本映画が世界で認知・評価されるきっかけとなった名作。
舞台は平安時代の乱世で、ある変死事件の目撃者や関係者がそれぞれ食い違った証言をするとういう、のちに羅生門スタイルといわれる独特の構成をとったミステリータッチの異色作。
起こった事実はひとつなのだが、登場人物の証言は全て食い違っている。
中でも三人目の証言者が観客の度肝を抜いた。
とにかく観てくれというしかない、おすすめの逸品。